女は50を過ぎてはじめておもしろくなる〜A woman does not become interesting until she is over 50〜

勉強もスポーツもがんばらず何となく生きてきた20代、心構えもなく何となく30代で結婚し、40代で何となく人生のアクがでて、50才を迎えて今。このままでいいのか、もうおそいのか、迷える50のばばあが一発奮起して自分を変える旅にでた。せまりくる老いと闘いながら、日々考えることを書きながら自分とむきあっていくブログです。

千葉の変な人

千葉に住むようになって半年たった。

 

 

はやいなー。ていうか

感じとしては2年くらいたった気がする。

 

ご存知記憶力が「おお欠如」、のワタシなので

もう、モトオットの存在も忘れかけてて

この記憶力抹消能力(へんにかっこいいな)

にみがきがかかると

とてもハッピー人生になるんだと

おもいます♪( ´θ`)ノ   (まわりは不幸)

 

 

ちばびと、千葉の方々ともはや半年のおつきあい

になってきました。

 

相変わらずのマジメさ

相変わらずの無口さ

相変わらずののんきさ

 

にもなれてきたかもね。

 

あ、あと

相変わらずの地味さ(おいおい)

 

 

きっと目立つのがきらいなのかなー。

目立つとなると氣志團みたいに

メリハリつけちゃうんだろうなー。

 

 

このまえ、靴屋でサンダルみてたら

あきらかに怪しげな格好の店員が近づいてきて

肩までのロン毛でロンドンブーツ、ラッパズボンにへんな帽子

そもそもでかいのに、ヒールでもっと巨大になってる。

 

でも応対はすごく感じよくて、

ムリに勧めず、そっと近くに静かにいる、みたいな。

気に入った理由は、彼の薦める言葉に

「このデザインは女性らしいですよ」て。

 

女性らしいのか。これを履くと。

 

これにばばあ反応。

そういえばここ数年、いや十数年間

女性らしさなんて考えたことなかったかも。

 

 

自分で意識するっていうより

人に言われるとこんなにもうれしいものなのか

ておもった。

 

全国の男性店員のみなさん、

ばばあに買わせるには

お似合いです、より

女性らしいですよ、がおススメです。

 

 

ぜったい買うと思うなー。

ワタシも買ったし。

2000円のサンダル。

 

 

女性らしい、という

ゴールデンワードをさりげなく投げかけて

買わせられるなんてこと絶対ない

スキナシばばあのハートをキャッチした彼が気になって

いろいろ聞くと(聞くな)

 

 

ノルマにしばられて半笑いでモノすすめる店員と

まったく雰囲気ちがうと思ったら

まずその格好から彼のこだわりの話になった。

 

昔の軍服がすきで古着を買って着てるらしい。

海外の軍服の歴史も語って

水兵がセーラー着てるのは、溺れたときに

セーラーのでかいえりが浮いて引っ張ることができるから

とか。

 

おもしろいから、へーへーてききながら

 

でも昔の江口洋介みたいなロン毛はよくわからんけどね。

軍隊ならボーズだろとひそかにツッコム。

 

いっぱい喋る彼にあれっともったら

千葉でこんなにしゃべる人に会ったことない。

そうか、それだ。

もしやって聞いたら東京の人だった。

やっぱりねー。

 

 

ちばびとは、しゃべってはくれるけど

とにかくマジメがベースにあるんで

ワタシはうまくキャッチボールができないわけです。

壁に投げてるって感じ。

確実に返ってくるけど、たのしくない。

 

うまい!円楽さん、座布団1枚!

 

 

そしてこの神対応ができる

この軍服フェチにいさんは、

昼は靴屋の店員、夜はチェロを弾いて

別のところでフラメンコを教えてるという

男版、キューティーハニーかよ、みたいな

人で

靴そっちのけでグイグイ食いつくワタシ。

 

 

2000円の靴でここまで関係ない話で

もりあがるなんて。

 

 

彼がこっちに興味を持つことはなかったけど

40才っていう彼に

見えないぜんぜん。もっと若く見える

ていうのをてきとうに言ったら

うれしいなー、と連呼してたから

彼へのお返しはできたのかな。よかった、よかった。

 

 

しばらくたって、彼をおもいだしたとき

あの盛り上がった話がないと

40歳で結婚もしないでキューティーハニーか。

やれやれ、これから日本はどうなるのかなーと

いきなり冷めて

現実的になるワタシなのでした。