女は50を過ぎてはじめておもしろくなる〜A woman does not become interesting until she is over 50〜

勉強もスポーツもがんばらず何となく生きてきた20代、心構えもなく何となく30代で結婚し、40代で何となく人生のアクがでて、50才を迎えて今。このままでいいのか、もうおそいのか、迷える50のばばあが一発奮起して自分を変える旅にでた。せまりくる老いと闘いながら、日々考えることを書きながら自分とむきあっていくブログです。

通勤電車の恋は。

いかがおすごしでしょーか。

 

毎日オシゴトしてるということで

あたりまえだけど

たくさんの人たちを見て

 

ほんとうにいろんな人がいるし

こわいっていうより

面白くってしょうがないです。

 

ほとんどの人が

下向いてスマホしてるけど

こんなにいろんなことやいろんな人たちの

会話なんか聞いてたら

スマホしてる場合じゃないってかんじです。

 

 

なのでやたらキョロキョロするから

オットに注意されるんだけど

これだけはやめれない。

 

今日も朝のごった返したホームで

駅員を探す人の良さげな青年。

どうしたのかなーって見てると

止まってる電車のドアのところに

片足裸足のままの女の子が

ぼおーっと立ってた。

 

人にはキョロキョロするなって

言っていってて

実は隠れキョロキョロしてるオットが

 

「あの子の靴がドアの間に落ちたみたいや」

 

としっかり観察してたらしくて。

ほほーーってみてると

 

その人のいい青年は

3人くらい駅員をかき集めてきて

状況説明。

そのときもなぜだかそばで

ボケーっとつったてる

かたあし女は

あわてるわけでもなく、悪そうでも

恥ずかしそうでもなくて

ほんとに驚くくらい無感情で

ドアのそばに立って

あいかわらずボケーっとしてるし。

 

 

その子の分まであわてふためいて

動きのいい青年くんは

何とか早くとってあげないとって

感じで駅員でもないのに

駅員たちと輪になって対策会議を

した結果

 

電車が動いてから

取ることになったみたいで

電車は止まることなく発車。

ドアが閉まってから枝切りバサミみたいな

やつをめんどくさそうにノロノロ

持ってくる駅員。

そんなときも青年くんは心配そうに

見てるだけ。

おいおい、それよりキミはこの電車に乗って

行くんじゃねーの?

て、どこまでいい青年なんだ\(//∇//)\

 

ばばあ、朝から感動したよ。

会社に行くユウウツな朝を

いい気分にしてくれてありがとう青年くんm(_ _)m

 

 

無事黒いヒールのパンプスは

彼女の足に戻ってきて

さあ、感動の場面がくりひろげ、、、、

 

られなかった。

 

ぼーっとしてたのはあまりにも

どうしようもなくて

きっとテンパってたんだろうと

信じてたワタシをおもいっきり

裏切ってくれたシンデレラガール

いや、片足オンナは

 

 

靴を履くと青年くんに

眉間にしわをよせたような困ったような

迷惑そうな顔でチラッとなんか言ってさっさと

向かいの電車に乗りに行ってしまった。

 

 

え?そんだけ?

いやいやいや、いかんだろ。

たしかに彼女は可愛くて青年くんは

角刈りでダサかったけど。

 

恋はうまれないのね。

 

残された青年くんも

しょうがないから

彼女が乗った方と別の方向に

さっさとというより

バツ悪そうに足早に乗りに行ってしまった。

 

なんだか殺伐としてるなー。

朝だからそんな気分じゃないのもわかるけど

もっとなんだか世の中にスキマが

ほしいババアです、