女は50を過ぎてはじめておもしろくなる〜A woman does not become interesting until she is over 50〜

勉強もスポーツもがんばらず何となく生きてきた20代、心構えもなく何となく30代で結婚し、40代で何となく人生のアクがでて、50才を迎えて今。このままでいいのか、もうおそいのか、迷える50のばばあが一発奮起して自分を変える旅にでた。せまりくる老いと闘いながら、日々考えることを書きながら自分とむきあっていくブログです。

ハヤシくん。

郵便物や宅配便をうけとるときって

おもえば、あんまり相手の顔って見てないワタシです。

 

 

ピザ屋もそう。

見る必要ないからっていうより

そもそも興味がない。

 

 

ある日、郵便局の書き留めを

受けとるインターホンごしに見えた

ほぼほぼ、子供のような郵便局員

に、久しぶりに興味がわいた(^ω^)

 

 

声も顔となんともあっていて

「スミマセ〜〜〜〜〜〜ン、、、」

という、消えそうなかぼそさで

 

どした!ご飯たべてないのか!

 

と、思わずよけいなお世話ばばあの

ガンバレワカモノ的な

血が騒ぐようなかんじのおにいちゃん。

 

 

で、興味がわいたので

「ボクちゃん」とあだ名をつけて

郵便局からの配達のときは

「あ、ボクちゃんきたきた」って

いつのまにか、生活の楽しみにして

いた。

 

 

この、あだ名をつけるワルイくせは

実家ではハハオヤが筆頭で

子供の頃からやってたんで

今でもクセになってます。

 

 

人によっては、はじめてあった人に

なんて失礼な\\\٩(๑`^´๑)۶////

 

なんていうかもだけど

そんな人はワタシの近辺にはいなかったんで

その伝統は受け継がれ続けてしまった。

 

 

ハハオヤの知り合いにいたっては

本当の名前ってナニ?っていうくらい

ほとんどの人にアダ名が定着して

電話がかかってくると、いったい

その人はだれなんだかハハオヤ以外

だれもわからない状態でした( ̄∇ ̄)

 

 

まあ、これは実家では親しみをこめた

愛情表現なんで

どうしようも治らないところなんだけど。

 

 

この、ボクちゃん郵便局員

ばばあが親しみを勝手に

こめてしまった結果なのです。

 

 

ボクちゃんへの愛着も

定着しつつあったある日

事件が起こった。

 

 

朝からずーっと雨が

ドバドバ、降っていたある日

 

ピンポーン。

 

インターホンごしにみると

ボクちゃんが立っていて

 

雨の日にごくろうさま〜〜なんて

勝手にココロでつぶやきながら

玄関に向かっていってドアをあけたワタシ。

 

 

ボクちゃんが手にもっていたのは

長女の模試の結果が入った封筒で

受けとろうとして、その青い封筒を

ひっぱると、なぜかボクちゃん、封筒を

にぎったままだった。

 

 

(・・?)

 

え?いやいや?

どゆこと?。。。

 

謎につつまれたボクちゃんの行動は

モゴモゴした彼のひとことで解明。

 

 

「あの、あの、あの。。。

封筒を落としてしまって、その、そのこんなふうに

なってしまって。。。もごもごもご」

 

 

なんだか、ボールが庭に入って

おそるおそるとりにきた小学生を

仁王立ち(じゃないけど)で玄関にたってる

がんこオヤジの気分になってきた。

 

 

「あ、あ、いいですよ、よ?」

 

雨で落としたっていうから

ぬれただけと勝手に思って

いいですよって言いかけたワタシだったけど

受け取った青い封筒は

ぬれてるんじゃなくて

側面がバッサリさけて、あわや

中の模試の書類がみえてた。

 

 

ぼ、ぼ、ぼくちゃん

これはどういうことだよ((((;゚Д゚)))))))

雨にぬれて

どうしたらこんなことになるのか

 

 

親しみをこめてたボクちゃんと

大事な書類が無残になってることが

一瞬でグルグル、ワタシの頭を

洗濯機回したみたいにごちゃまぜになって

 

 

「あ、あ、確認してみます、、はいはい。」

 

 

ていうのが精いっぱいだった。

 

 

まあ、勝手にココロの友として

親しみこめたのはワタシだから

うらぎったなーーっていうわけじゃないんだけど

これはないだろ。

妙な気分で、落ちこんだのでした。

 

 

そして、その数日後。

 

 

ピンポーン。

 

インターホンごしにみると

ボクちゃんだった。

 

 

なんだか、前みたいな

親しみもうすれてるから

無表情で玄関をあけると

 

「書留です」

 

というぼくちゃん。

 

 

はいはい、ハンコね、と

やっぱり無表情で素っ気なく対応すると

いきなり住所を読み上げだした。

 

「〇〇でまちがいないですね!」

 

あんた、今までそんな丁寧な確認

しなかったじゃん。

 

と、今度は

オットの名前をなんども確認。

 

「まちがいないですね!」

 

は?なんだ、なにがあったんだ??

 

 

まちがいなく、カレに何かあったはず

だとおもった。

そして、それは

あの青い封筒ヨコサケ事件より

もっとひどい失敗をしたにちがいない。

 

 

そう、おもった瞬間

なぜだかワタシはカレの

名札をかくにん。

 

ハヤシくん。

 

 

ハヤシくん、がんばりたまえ

ま、もう応援する気は

ないんだけどね。

 

 

はい。